特別養護老人ホーム 『敬愛園』

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事業報告

1

 平成17年度における入所利用状況は、1日平均53.8人(延利用者数19,648人、定員55人に対する利用率は97.9%)であった。当ホームの利用状況の推移は次表の通り。

▼敬愛園施設入所状況

年  度

12

13

14

15

16

17

利用率(%)

98.4

96.5

97.2

96.9

96.9

97.9

 退所者は、14人(@ホームでの看取り13人、A病院入院中の死去1人)であった。ちなみにこれらの方たちの平均年齢は91.6歳で、平均在籍期間は5年6ヶ月(最長の方は24年5ヶ月、もっとも短い方は4ヶ月)。

 入居者の要介護度は、要介護「4」「5」の重度の方が61.8%となり、入居者の重度化の傾向が顕著となっている。

2

 短期入所生活介護(ショートステイ)の利用は、1日平均8.68人(専用10床に対する利用率は86.8%)で、定員に近い利用状況である。当ホームの短期利用状況の推移は次の通り。

▼敬愛園短期入所利用状況

年  度

12

13

14

15

16

17

利用率(%)

74.0

86.0

84.7

95.0

92.4

86.8

3

- 敬愛園施設入所検討委員会について -

 厚生労働省の方針により、平成15年度より設けられた入所(検討)委員会は、隔月に開催した(計6回)。

 審査は、受付順ではなく、入所申込者の@要介護度、A居宅サービス利用状況、B介護保険施設等の利用状況、C介護者(家族)の状況、D介護環境等をもとに検討し、委員の合意により入所の優先順位を決めるものである。

平成17年度の新規の入所者は14名で、その内訳は次の通りである。

▼新入所者の要介護度

要介護1

0名

要介護2

0名

要介護3

0名

要介護4

7名

要介護5

7名

14名

(平均要介護度4.5)

▼新入所者の入所直前の居所

在   宅

8名

病院入院中

5名

養護老人ホーム入院中

1名

14名

なお、平成18年3月31日現在の敬愛園入所希望受付者(待機者)は168名である。

▼入所希望者の要介護度

介護度

1

2

3

4

5

人 数

39

23

32

42

32

168

(%)

23.2

13.7

19.05

25.0

19.05

100.0

▼入所希望者の家族・介護者の事情

事      情

人数

(%)

(ア)身寄りがいない

21

12.5

(イ)家族が遠方・入院中など

13

7.7

(ウ)介護者が病気・障害など

21

12.5

(エ)介護者が高齢

23

13.7

(オ)複数の介護・育児など

14

8.3

(カ)就労のため介護不十分

58

34.5

(キ)その他の事情

18

10.8

168

100.0

4

- 利用者の苦情等の解決 - 敬愛園福祉オンブズマンの活動について

 サービス利用者及び家族、さらに地域住民等からの相談・苦情・希望等に対し、その解決と事業運営への助言・指導・サービス評価を行うことを目的に平成12年度より活動を継続。平成17年度は5回開催し、相談日の個別訪問を柱に、具体的な苦情・希望の解決に取り組んだ。さらに、介護事故、入所審査、利用者サービス、施設経営等について第三者の立場から助言・評価を頂いた。(詳しくは「年報」を参照下さい)

5

- 利用者の事故等について -

 敬愛園の施設及び在宅サービス利用者の事故は全体で9件で、うち骨折は4件であった(16年度は18件、うち骨折は6件)。

 事故発生時は、利用者・家族へのおわびと状況報告、県振興局及び保険者(市町村)へ報告書提出、加入する保険会社へ事故報告書提出を行い、可能な限りの対応と賠償等に当ることとしている。今後も日常の介護における事故防止に努めると共に、事故発生時には、各職員、部署のリーダー及び管理者が責任を持って誠意をつくして対応に努めるものである。

▼生成17年度・利用者の事故状況

 

骨折

裂傷

打撲等

行方不明

物損等

敬愛園

3

2

 

 

 

5

短期入所

 

 

 

 

 

0

グループホーム

1

2

 

 

 

3

デイサービス

 

 

1

 

 

1

4

4

1

0

0

9

6

- 「身体拘束」廃止への取り組みについて -

 利用者の人権尊重と生活の質の向上のために、「身体拘束」に当る行為の廃止をめざして、個別のケース毎に目標を持って取り組んでいる。

 しかし、ケースによっては、その身体の状況や時間帯等によって完全な廃止に至らない場合も少なからずあり、安全上やむを得ないと判断した場合は、当該利用者・家族へ文書による説明を行い、確認いただくことを原則としている。また、記録や定期的な見直しを行い、拘束の廃止に近づくための工夫、体制づくりに努めているところである。

▼敬愛園における「身体拘束」に当る行為の現状

区         分

17年4月

18年4月

@ベッドからの転落防止のため、サイドレール(柵)を4本使用している方

4

5

A車椅子からの転落防止、ズリ落ち防止のため3点ベルトを使用している方

5

8

B排泄時(便座使用)転落、転倒防止のため、安全ベルトを使用している方

6

9

C経管栄養者でチューブ抜去を防ぐため、ミトン型手袋を装着している方

0

1

D移動介助時、暴力行為のある方の手に、ミトン型手袋を装着している方

0

0

E皮膚疾患の治療のため、介護着(ツナギ服)を使用している方

1

1

7

-利用者サービスの改善・向上への取り組み-

(1)介護業務マニュアルの見直し(改訂)

     平成15年度から取り組んできた利用者サービスの見直し、試行をふまえて、生活援助・介護業務を再確認。チームを編成し、マニュアル作成の作業を行った。

(2)各種委員会活動の継続

    @口腔ケア・・・歯みがき、うがい、口腔清拭、入れ歯の管理等

    A排泄ケア・・・個別対応の継続的検討、排便のコントロール、記録の活用

    B身体拘束廃止・・・転倒・転落等の事故の可能性の高いケースの個別ケア、環境整備(低床ベッド、床マット、畳など)、利用者家族への説明・確認

    Cレク・リハ・・・小グループでのふれあいの場づくり、共同作業、遊びリテーション、個別の機能訓練計画

    D広報・アルバム・・・広報紙「敬愛園だより」編集(18年3月で300号となる)、写真による記録、パネル掲示、ぬり絵カレンダー作り

(3)各種行事の企画・実施

    @季節行事・・・入居者自治会、町内会活動の一環として、各種季節行事を企画

    A交流行事・・・家族、地域との交流を目的に運動会、敬老の日・秋まつり、文化祭を企画

    Bふれあい・外出・・・居室単位の企画で買物、外食、ふるさと訪問などのバスハイク

(4)栄養ケアマネジメント会議の開催

     平成17年10月の制度改正を受けて、利用者個々の栄養ケアプランの検討を定期的に行った。

(5)感染症予防の活動

     インフルエンザ、O-157、ノロウィルス等の予防対策に継続的に取り組んだ。(発生はゼロ)

(6)入居者家族会との連携

     制度改正(居住費・食費の自己負担化)に対応し、説明会(市の担当者出席)や相談会を開催。利用料の負担が困難な方へは、減額制度等の紹介、その他対応策などに当った。その結果、現時点では、退所相談や苦情は寄せられていない。

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